ハンドボールジュニア指導者向けセミナー「自主性を育む指導法」

ハンドボールのジュニア指導者を対象にした、指導者向けセミナー「自主性を育む」指導法セミナーを1月4日、及び9日に実施した。
このセミナーは、特にジュニア選手を指導するうえで重要となる「自主性」をテーマに、ご自身の指導理念・信念・哲学を振り返ることを目的にしている。キャリアアカデミーでは、文部科学省から委託を受けその教材と研修プログラムを開発。そのプログラムを用いた最初のセミナーとなった。
今回のセミナーには、1月4日は高校・大学・社会人の指導者44名、1月9日は主に中学の指導者50名が参加した。

【セミナー概要】
1.開催名称:ジュニア指導者向け「自主性を育む指導法」

2.開催日時:2010年1月4日(月)18時-19時30分、9日(土)18時-19時30分

3.開催場所:味の素ナショナルトレーニングセンター内 研修室

4.講 師:松場俊夫(NPO法人コーチ道)、並河 研(株式会社ゼロイン)

5.実施内容:IMG_0034_s.jpg
このセミナーでは、「選手が自分から積極的にトレーニングをする『自主性』を育む」ことへ関心を持ったり必要性は感じているが、実際の指導への取り入れに困難さを感じている指導者を主な対象に、ご自身の指導理念を振り返る機会を与えることを目的にしている。
そのため、
・オリンピアンなどトップ選手が、ジュニア時代にどのような目標や目的を持って競技に取り組んできたか
・選手の「自主性」を重視しつつ、高い指導実績を積んできた指導者は、どのような指導を実践しているか
・そのような指導者は、どのような指導理念を持っているか
などを振り返るための取材映像を見ながら、指導者どうしがディスカッションをすることで、互いに気付きあうことを促すプログラムとなっている。
受講者の感想として、取材映像の視聴に加え、ワークシートへの記入やディスカッションを通じ、ご自身の指導法を見つめ直したとの感想が大多数を占めた。

6.受講者の声IMG_0031_s.jpg
*自分の指導を振り返ることができた。自信がついた部分もあったが、足りないことを学べたことは大きかった。グループディスカッションでは互いが発表しあうことで刺激もあり、理解が進んだ。

*短い時間でしたが、他の指導者とのコミュニケーションも含め、内容の濃いプログラムだったと思います。現在47名の部員を抱えており、ちょうど選手の自主性について考えていたところだったので、私にとってタイムリーな内容でした。

*ただ話を聞くだけでなく、日頃の指導の様子も映像で見ることができたので、よく理解できた。「自主性を育む」ことの必要性は頭で理解しているのだが、実行に移すことに困難を感じていた。ここでの勉強によって、実行の決意を強めた。

*指導者としての軸を持つことが重要だと、再認識できた。映像教材はわかりやすくて良かったし、進行もテンポよく進んであっという間に終わってしまった。このような考え方や指導法を取り入れることにより、選手の競技力向上だけでなく、選手と指導者の人間関係もよくなるのだと思った。

*今後指導していく上で考えさせられることや、ヒントになることたくさんあった。また、他県で指導されている先生の話しが聞けたのもよかった。やはり指導者が学んでいくことが大切だと思うし、選手のためにどうすることが一番かは、いつまでも考えていく必要があると思いました。

7.スタッフの振り返り
今回は新しいプログラムをはじめて採用したセミナーでした。
教材の作成にはずいぶん手間と時間がかかってしまいましたが、受講した皆さんにはたくさんの気付きがあったようで、担当者として報われた思いです。
同じ目的の別バージョンの教材も作成が進んでいますので、こちらも併せて、多くの指導者の方に受講していただきたいと思います。